生きることは演劇に過ぎない
人生においてその人に降りかかること、出会う人、話すこと、行うこと、考えることは生まれた瞬間...もっといえば宇宙の誕生から全て決まっていたのではないか。そして僕らの人生とは、知らず知らずのうちにその筋書きに沿って完璧な演劇を演じているに過ぎないのではないか。そんなことを誰もが1度は考えたことがあるだろう。
僕もよくこのような非生産的なことを考え、コロコロと意見が変わるのだが、今は概ね上記の内容を認めている状況である。
その根拠は、未来(または、先のこと)の存在である。人が生きるというのは、人が生まれてから死ぬまでのことを指す。生きている状態の人には、死ぬまでの未来が確実に存在している。
例えば、現在20歳で60歳に亡くなる人がいるとする。その人には20歳の時点で40年間の未来というものがある。将来は会社員になるのか、億万長者になるのか、はたまた浮浪者になるのか、そしていつ死ぬのかはその時点ではわかりかねるが、少なくともその人には20歳の時点で40年間未来が存在しているのだ。
今、未来が存在しているということ。それはどんな未来かはわからないが、もうあるのだから、未来は決まっていると言えないだろうか。それはいわば、生きることとは見えない台本に書かれた通りに劇を演じることとも言える。
...頭の中での思考を文章に書き落とすことの難しさを今まざまざと感じている。上手く書けた気がまるでしない。しかしこんな事は別に理解しなくても何も損はしないと思う。だって未来は誰にもわからないから。